FACTFULNESS を読んだ。
概要
個人の読書感想文です。
詳細
転職に伴う有給消化期間ということで、久しぶりにまとまった時間が取れたので読みかけで積んでいたファクトフルネス (Amazon アフィ無しリンク) を一気に読んだ。
詳しいレビューなどは他の人がいくらでも書いているだろうからあえて書くことも無いが、僕はこれを読んでいる最中、何度も胸を打たれ、自分の無知に絶望し、過去の行いを思い出しては後悔が止まらなかった。自分の世界の広がりを感じさせる爽やかな読後感と同時に、大きな不安と恐怖も残った。
理路整然と美しい組版で並ぶ文字を眺めながら、たった数時間でとりあえず一周だけはなんとなく読むことが出来たが、内容を完全に理解し自分の言葉で書き上げるには果たして人生を何周すればよいのだろうかとか、そんなことを考えていた。
こんなに心を揺さぶられてたったの 1800 円。飲み会と比べて圧倒的なコスパである。据え置き機の買い切りゲームと比べると結構良い線か。
今回は時間が取れたから本を読めたという流れだけど、時間が取れないとか言ってないで読まない人間は何をやってもダメだという気分にさせられた。
読書は続けてると複利みたいに効いてくる、と言っている人がいた。完全にその通りだと思います。
その他
インターネットでもテレビでもそうだが、うっかりしていると手軽に得られるワイドショーじみた情報ばかり集まってきてしまう。
自分の場合で言うと、疲れているときや時間に余裕がないときほどそういう傾向が出てくるようだ。
スマホを投げ捨て、パソコンは閉じ、はてブ・Twitter・Slack の RSS チャンネルなどを断ち、街の本屋にでもいってボーっと立ち読みをしながら買うものを決め、そのままカフェにでも行って本を読もう。少なくともネットに溢れるクリック目的の低俗なまとめ記事や猫可愛い動画や共感目当てのあるある四コマ漫画や投げ銭目的の有名人のライブ配信なんかよりも知的好奇心を満たしてくれる良質な情報がそこにはある。
自分に必要であることは明らかであったので、余裕がないときほど意識的にやっていこうと思う。
締め
やはり紙は最高なので壁一面の本棚を作りたい。