SONY のモニターヘッドフォン MDR-M1ST を入手した。
スタジオ向けプロフェッショナル仕様のヘッドフォン
もうここ 10 年ほど DTM 的な活動 (していた頃の作品は こちら ) をしていないのだけど、気にはなっていたので MDR-CD900ST の後継らしい MDR-M1ST を入手した。
取扱説明書も紙がペラっと入っているだけで、中に
業務使用を目的としたプロフェッショナル仕様のヘッドフォンのため、無償修理期間は設定せず、全て有償での修理とさせていただいております。
とある。完全に求めているものだし、こういうのが良いんだよね、こういうのが。
CD900ST と M1ST
奇しくも CD900ST と僕は同い年らしい。30 年以上も生産され続けモニターヘッドフォンとして使われ続けているところに SONY の業務用機材屋としての矜持を感じる。
M1ST をしばらく使ってみているが側圧はかなり強い。これで長時間装着していると頭痛を避けることは難しいだろう。CD900ST を改造したときのようにいずれ力技でヘッドバンドを変形させる必要が出てくる可能性が高い。
CD900ST にあったような中音域から高音域にかけてのシャリシャリ感はかなり無くなっている。逆に言うと M1ST ではその辺りの解像度感が減少したとも言える。
低音域の解像感は素晴しい。モダンなヘッドフォンの音がする。
メインで使うか?
もう音に関する作業を殆どしなくなってしまったが、していた頃も別に CD900ST をメインに使っていたかというとそうでもなかった。
ミックスの時は AKG K240 MKII をメインに使っていたし、録音の時は AKG K271 MKII を使っていた。小さな部屋で作業するので FOSTEX の小さめのモニター (PM0.4) を配置するという、まぁよくある日曜 DTMer 的な構成を使っていたし、その名残で今もそれらの機材を愛用している。
CD900ST を使うにしても、用途は確認とか粗探しであることが殆どだった。粗探し用途の代用になるかというと、もうちょっと使わないと分からない。というか CD900ST の方が優れている可能性も否めない。
微妙なのか?
そんなことはない。自分が CD900ST のシャリシャリ感などに最適化されてしまっている可能性の方が高い。
若い頃に M1ST を持っていれば他のモニターヘッドフォンを初めて付けたときにもっと自然に馴染めたのではないかな…という思いがある。
締め
大分県日出町を応援しています。